CADツール利用のためのPC設定: MobaXtermの使い方

Windows PCを端末としてUNIXシステムで動作するCADツールを利用するための設定です。
CADツールはUNIXシステムのウィンドウ(X-Window)ベースのアプリケーションとして作成されています。
そのため、UNIXシステムにログインしてCADツールを起動する機能、およびX-Windowのグラフィック画面をPC(Windows)に表示する機能が必要です。
MobaXtermは、UNIXシステムログインのためのSSHクライアント機能とX-WindowグラフィックをWindows画面に表示するためのXサーバ機能が統合されたソフトウェアです。
ファイルをコピーするだけの簡単な作業で使用することができます。

MobaXtermのインストール

Windowsに適当なフォルダを作り、以下の2つのファイルをコピーします。 (MobaXtermバージョン8.6の場合)
MobaXtermはhttp://mobaxterm.mobatek.net/からダウンロードすることができます。
X11Fonts.mxt3はX-Windowの表示に用いるフォントデータで、MobaXtermのプラグインのページからダウンロードします。
なお、CygUtils.pluginというファイルが存在する場合はMobaXtermの使い方が以下の説明と少し異なります。
CygUtils.pluginはWindows上でUNIX風の操作を実現するために用いられますが、CADツールを使う上では不要なのでCygUtils.pluginを削除しておくとよいでしょう。

MobaXtermの使い方

MobaXterm_Personal_8.6.exeを起動すると、以下のようにWindowsファイアウォールの通信許可確認画面が開きます。

許可するネットワークを選択して「アクセスを許可する」をクリックします。

以下のようにMobaXtermの画面が表示されます。

画面の下の方にCygUtils plugin not found on your systems.と表示されていますが、先に説明したようにCygUtils.pluginが無くても問題ありません。
「New session」をクリックします。

「Remote Host」にCADツールを動作させたいUNIXシステムのホスト名を入力して「OK」をクリックします。
伊藤・西澤研で利用可能なホストはここをクリック

指定したUNIXシステムのログイン画面が表示され、「login as:」と表示されるのでUNIXユーザ名をキーボードで打ち込んでEnterキーを押します。
続いて「... password:」と表示されるのでパスワードを打ち込んでEnterキーを押します。
ここで以下のような画面になるはずです。

このダイアログではパスワードを保存するか聞いているのですが、パスワードを保存するのはセキュリティ的に問題があるので「No」をクリックします。
このダイアログは、UNIXシステムにログインするたびに表示されます。毎回Noをクリックするのが面倒ならば、Noをクリックする前に左下隅のチェックボックスにチェックを入れるとよいでしょう。

ログインに成功すれば以下のような画面になります。

ここで、UNIXのコマンドを実行することができます。
例えば「xclock」というX-Windowの時計アプリケーションを起動してみます。

最初は、xclockのウィンドウがWindowsの他のウィンドウの下に隠れているかもしれません。タスクバーをよく観察しましょう。
以降は、UNIXのディレクトリを移動して、CADツールを起動しましょう。
なお、ウィンドウの左半分にはsftpが表示されており、UNIXシステムのディレクトリやファイルが表示されています。ドラッグ&ドロップによってファイルのアップロードとダウンロードが可能です。

作業が終わったらexitコマンドによってUNIXシステムからログアウトし、不要ならばMobaXtermを終了します。

MobaXtermの使い方: 2回目以降

一度開いたセッションは自動的にMobaXtermが記憶します。
そのため、次にMobaXtermを実行したときには「Recent sessions」の中のホスト名をクリックするだけでUNIXシステムへ接続できます。

研究室の外からCADを使うには

こちらを参照してください。

2017年4月17日
2016年3月3日